『オススメランキングベスト10!』系の記事を書く予定だったが、お勧めの基準をどこに設ければよいか思いつかなかった。
ので今回はシンプルに『僕が楽しいと感じ、またその楽しさの最大瞬間風速』順にボードゲームを紹介していく。『ルールの簡単さ』『入手性』などの要素は一切排除して考えている。
軽く自己紹介をしておくと
- 今までにプレイしたゲームは120種類ほど。
- ボードゲーム歴1年7ヶ月くらい。
- 学生時代の友人を誘って身内でプレイすることが多い。
- 中量級のゲームが好き
では順にお送りしていく
30位~21位
このゾーンにランクインしたのはこれら
- ケイラスマグナカルタ
- タンブリンダイス
- コンセプト
- 深い谷の酒場
- ハイパーロボット
- ウォーチェスト
- キャプテンリノ
- アイスクール
- メモアァァール!
- タイランツオブジアンダーダーク
30位 ケイラスマグナカルタ
城下町を賑やかにしながらお城(城壁?)を作るゲーム。
ワーカープレイメントの始祖『ケイラス』のカードゲーム版で、シンプルなルールの中に他人との駆け引きが詰まった良作。『他プレイヤーと一部協力する』タイプのボードゲームが僕はけっこう好きなのだ。
“邪魔をしあう”インタラクションと同時に”協力し合う”インタラクションも楽しむことができる。ゆえに会話発生の機会も多い(大事)。中量級ボードゲームの中ではかなり優秀な作品だと思っている。
ただ、ゲーム展開が地味というか、序盤淡々とした雰囲気のままラウンドが経過するのが惜しく感じたためこの順位となった。
自宅会ではもっと派手な展開のゲームが好まれがちであり、立卓の環境によってはもっと楽しめるゲーム(のはず)だ。
29位 タンブリングダイス
ダイスを使ってカーリングするゲーム。
説明不要!
アクション系ゲームは実力差が出にくく、疲れた頭でも楽しめるため一定の需要がある。ダイスが滑って行く視覚的な面白さ、カーリングのストーンのように『ダイスを弾く』ことで生まれる劇的な展開、コンポーネントの重厚感、とてもリッチでクオリティの高いアクションゲームだ。
ダイスの目の差が大きすぎて気になるようだったら多少調整を加えてもいいかもしれない。版によって形状やステージの滑り具合が全く違うので注意。
28位 コンセプト
イラストクイズ系ゲーム
アハ体験というのだろうか、まったくわからない各ヒントが一気につながって答えにたどり着く瞬間の爽快感がものすごく面白い。問題を出す側もヒントに気を遣うし、回答されると『わかってくれて嬉しい!』となるので双方が楽しい。ほんとによくできたゲームだなと思う。
問題を出すときに一定の慣れ、センスが求められる。不得手な者がプレイすると“誰も答えにたどり着けない”虚無の時間が生まれ得るので注意
27位 深い谷の酒場
『ティーフェンタールの酒場』の名前で完全日本語版が出版されている。所有しているのはドイツ語版なため慣習的に『深い谷の酒場』とした。
酒場の店主となって店を盛り上げるゲーム。
実は個人ボードがありそれをどんどん強化していくタイプのゲームはあまり好きではない。何となくソロ感あるし、箱庭にあまり好感を覚えない。が、このゲームはなぜか好きだ。‟個人ボードの一部をひっくり返して強化する”派手な変化が好みだったのかもしれない。
デッキ構築ゲームに分類されるゲーム群で、このゲームの特徴として挙げられるのが『買ったカードがすぐ使える』ところだ。ストレスなくデッキの強化が実感できてとても良いアレンジだ。
他人との絡みがあまり多くない点、カードで描かれる人物が全員辛気臭い顔をしている点が気になるプレイヤーにはお勧めできない。
26位 ハイパーロボット
最近話題のハイパーロボット。無限に遊べるパズルゲームだ。
ドラクエやポケモンなどのRPGでおなじみの『氷の床』パズル。それを延々と解き続ける。ものすごく好みが分かれるゲームだと思う。
ボードゲームに
- ワイワイみんなで盛り上がる
- インタラクション、駆け引きの巧拙
を求めているプレイヤーにはあまりヒットしないかもしれない。逆に碁や将棋などの競技性の高いゲームが好きな人はものすごくハマっていた。あと、ド理系プログラマーの友人も強烈にハマっていた。自分は文系なのでわからないが、何か惹かれるものがあったのだと思う。
僕自身も(ランクインさせているだけあって)かなり好き。ただ、盛り上がらないのであまり友人とはプレイしない。家族が唯一一緒に遊んでくれるゲームなので夕食後などに家族4人でたまに遊んでいる。
25位 ウォーチェスト
このランキングで紹介するゲームの中では最も新顔。オープン会で遊ばせていただいた際に強烈にハマった。その場で3回プレイした。
バックビルドでチェスをするような盤面陣取りゲーム。チャトランガ系列のゲーム、好きです。『ヒュペリオン』『軍儀』(ともに漫画に出てくる架空のボードゲーム)もいつか遊びたい。駒に能力があったり、要所の攻防がアツかったりとすごくわくわくさせてくれるゲーム。駒の質感も良く、箱やボードの高級感が所有欲を涌かせる(未だ購入に至っていない)。
実質2人用ゲームなのが少し惜しい。(2人用ゲームなら各種TCG、碁や将棋があるので)
24位 キャプテンリノ
アクション系2発目。24位は『ウノ+ジェンガ』な立体カードゲーム、キャプテンリノがランクイン。
軽いプレイ感、視覚的な楽しさ、写真映えなど、盛り上がる要素が多い。ある程度高さのあるリノ駒を華麗にさばいた後に更にリノカードを乗せるのがとても楽しい。次手番の人にイジワルをし続けゲームなのにあまり険悪にならないのはイラストのもたらす効果か、軽ゲーだからか。
23位 アイスクール
アクション系3発目。おはじき鬼ごっこゲーム。友人と遊ぶときは消しピンバトルの豪華版だと説明している。
駒の造形に工夫があり、少し慣れればすごくエクストリームな動きを実現できる。壁越えやカーブを成功させられた時は超楽しい。場も湧く。
箱自体をステージにする発想がとても面白くて(タイニーエピックシリーズも似た仕組みを取り入れている)その点も好印象だ。
不慣れなプレイヤーだと猛烈に指が痛むのが難点。
付け爪をつけた女子が超強い(わが身を顧みず渾身のショットを放てるため)
22位 メモアァァール!
イラスト記憶ゲーム。
メモリーゲームが好きだ。勉強は好きではないが暗記科目だけ得意だったのでそれも影響していると思われる。
このゲームをプレイする際にはぜひ2~3回連続で遊んでみてほしい。記憶がパニックになる不思議な感覚を味わえるはずだ。
最初の数ラウンドは運要素も多分にある。僕はあまり気にならないが、一応。
21位 タイランツオブジアンダーダーク
D&Dの世界観でデッキ構築+陣取りゲーム。男の子の好きなものがこれでもかと詰め込まれている。
美麗なカードイラスト、コンボ、ダークファンタジーな世界観でエリアマジョリティを競う。ボードも大きくて大局を見通してる感があってとても良い。コンボで得点を稼ぐ、ボード上で稼ぐ、デッキ内の得点を高めるなど得点手段が多数あるのが楽しい。
筆者は好きすぎて拡張も買った。なお拡張は未プレイ。
ちょいとテキストが読みづらいのと日本語版が存在しないのが難点か。
終わりに
アクションゲームが思ったよりも多くランクインした。
- 会話発生機会が多くあるもの
- 他にないオリジナリティあるギミックがあるもの
- 中2感あるもの
が好きなんだと思う。
上位になればなるほど僕の好み・僕の経験を前面に押し出したランキングになるがお付き合いください。
『個人の楽しさ』だけを基準に選んだつもりだったが、やはりどのゲームもコミュニケーションの側面はあるもので、同卓者の楽しさに引っ張られているところがある。
公平な基準を設けるのは難しい。評価項目を細分化することでなるべくゲームの雰囲気が伝わるようなレビューも考えている。
ランキングの続きはこちらから
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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