30位から21位までのランキングはこちら!
前回記事に引き続き超個人的ランキングを簡単なコメント付きでつらつらと紹介していく。
初心者の方、ボードゲーム新規開拓をしようか考えている方の参考になれば幸い。
今記事では10分少々で終わるものから数時間かかるゲームまで幅広くカバーしている。徐々に筆者の好みが反映されてきた。
ではお立合い!
20位~11位
- モンスターマイスター
- スルージエイジズ
- ザ・マインド
- ゲスクラブ
- バトルライン
- ディクシット
- コリドール
- ドミニオン
- ブルーラグーン
- スモールワールド
20位 モンスターマイスター
22位のメモァール!に続き知名度低めのメモリーゲーム『モンスターマイスター』が20位にランクイン。
こちらは本当に純粋な記憶勝負といった感じのゲームで、僕が得意なのでとても楽しい。記憶が苦手な人に下駄を履かせるルール上の配慮もあり、イラストもカートゥーン調でかわいい。ちょっとした息抜きにも遊びやすい一作だ。
難点はゲーム慣れ&暗記得意のコンボで殆ど僕が圧勝してしまうことだ。
19位 スルージエイジズ
超重ゲー『スルージエイジズ』は国家(?)の支配者となって古代から現代にかけて文明を発展させるゲーム。プレイ時間が1人あたり1.5時間だというのだから中々友人は誘いにくい。
筆者は専らスマホアプリで遊んでいる。ゲームごとに展開が全く変わるためプレイヤーには臨機応変な対応が求められる。初プレイ時は正直あんまり楽しめなかった(運ゲー感を強く覚えた)が、慣れたプレイヤーに3連続で負けてからコツをつかみ楽しめるようになった。重いゲームの奥の深さというか”見えなさ”を乗り越えることができれば一生遊べるゲームになるだろう。
この手の拡大再生産の特徴なのかもしれないが、『できることが増えてきて楽しくなってきた』あたりでゲーム終了になるのはなぜだろうか。もしこの終了タイミングが意図されたものだとしたら、ゲームに対するバランス感覚が相当磨かれていなければ成せない業だと思う。凄まじい。
18位 ザ・マインド
今回のランキングでは唯一の協力ゲーム。「数字を昇順になるように出していく」だけのゲームでなんでこんなに楽しいのか。よくぞ目を付けた。作者のウォルーシュ氏は天才なんだと思う。
5ゲームくらい連続でプレイすると、お互いのものさしが徐々にわかってきて楽しさが増してくる。1刻みのプレイをさばけたときの一体感はそれはもうとても楽しい。超エキサイティングだ。
苦手な人が一人でもいると失敗がかさんでダレてきてしまうのでちゃんとコミュニケーションをとって遊ぼう。
17位 ゲスクラブ
お互いの回答の一致を目指すコミュニケーションクイズゲーム。
テーマに沿って各人が答えを6つ用意する。(例:鍋の具材)それらが他の人の回答と一致するたびにポイント獲得。仲の良い友達と遊んでほしいゲームだ。大みそかに親戚同士で遊ぶのも非常におすすめ。
人と人との『経験の共有』『センスの一致(ズレ)』を楽しむことができる。勝っても負けても楽しめて、最大8人プレイ、暇な時間なし。とても優秀な一作。
このゲームをプレイして最も『楽しい!』と感じたのが仲の良い友人同士で遊んでいる時だったので、その点だけは懸念か。卓のメンバー、文脈に左右され得るゲーム性だとは感じている。
16位 バトルライン
2人用ゲームの最上位にランクインしたのは『バトルライン』。
9つのフラッグを同時に取り合うカードゲームだ。運と戦略のバランス、ジリジリとした攻防から一気に状況が変わるゲーム展開など、とても好きなゲーム。3人戦のヴァリアントもあるので興味がある人はぜひ調べてほしい。
個人的には特殊カードを使わない方が好みだ。
15位 ディクシット
文句なしの傑作イラスト当てゲーム『ディクシット』。
イラストにタイトルをつけ、それを当て合うゲームだ。センスの合う1組がいるとそのワンペアだけゴリゴリ点数を伸ばしたりする。最初はあまり面白くなかったのだがメンバーを変えたら超楽しめた。「5時間はこれだけで遊べる」と豪語する友人もいる。
拡張の多さも魅力。個人的にお勧めの拡張は『harmony』。
合う合わない、卓のメンバーに左右されるゲームだとは思うのでそこのところ注意。(上述のドはまりした友人は詩とか好きな文学少年)
「名前を付けるのがなんだかこそばゆい」人は一定数いる。敷居の低さから初心者にも勧めがちだが、誰にでも合うゲームではないことを念頭に置いておこう。
14位 コリドール
多人数アブストラクトの傑作が14位にランクイン。
『コリドール』は駒を動かしてゴールすることを目指す運要素なしのゲームだ。2人だと実力差が出やすいので初プレイは4人でのワチャワチャ感を楽しんでほしい。
弊ブログでも紹介記事がある。良かったらどうぞ!
13位 ドミニオン
デッキ構築ゲームの金字塔『ドミニオン』がここで登場する。自分のデッキ(領地)を強化して勝利点を獲得するゲームだ。
未プレイの人にはとりあえず勧めることも多い。『デッキ構築』メカニズムへの足掛かり、『カードテキスト』に耐性があるかどうかの指標として優秀だからだ。
1プレイ20分~30分くらいで、基本版だけでもカード種類がたくさんある。拡張を含めればなお増える。何回もプレイできる、まさに超名作といって差し支えないゲームだろう。
シャッフルの処理がちょっと煩雑なのと、ソロゲーム感が多少あるのは否めない。ただそれを余裕で打ち消す魅力がある。
12位 ブルーラグーン
16位のバトルラインに続きクニツィア博士の作品から、12位『ブルーラグーン』。
海洋部族の移住をテーマにした陣取りゲームだ。ゲーム開始時の状況はランダムに変わるものの、開始してからは運要素一切なしのシビアなゲームだ。見た目は華やかなのにプレイ感は硬派な印象を受ける。
『2ラウンドに区切ってプレイする多人数囲碁』とよく説明する。布石の重要性や競合を避けて盤面をにらむ感じ、得点手段が豊富なことによる多様性、とても好みだ。リプレイもしやすい。
あと、プレイ前のイメージよりは会話が弾む。各々の得点状況が盤面の状況的になんとなくわかるからだろう。『随分のびてますねぇ!』『その島だけは取らんといて!』等、ソリッドなゲームの割に楽し気に進むのはテーマのおかげか。作者(出版社?)のセンスが光る。
クニツィア作品の中だと有名とは言い難い本作だが、興味のある人にはぜひプレイしてほしい。
11位 スモールワールド
11位、フィリップ・キーヤーツのファンタジー陣取りゲーム『スモールワールド』
このランキングで『陣取り』ってもう何回言ったか分からない。
ものすごくシンプルな陣取りゲーム(数比べして上回ったら土地支配)に、種族ごとの特徴、ランダムに決まる特殊能力を加えた本作、初めて遊んだ時面白すぎてそのまま3連戦してしまった。
直接的なインタラクションは人を選ぶかもしれない。が、個人的にはそこまで気にならない。知人の言を借りると「そりゃそうだよね、って感じでアタックされるから(あまり辛くない)」
僕も同意する。
拡張も多数出ており、飽きの来ないゲームに更にリプレイ性を増やせるつくりとなっている。
思うこと
- パーティ系のゲームが多くランクインした
- 有名な作品の登場が増えてきた
- 陣取り好きだなぁ
次回トップ10は超有名どころor筆者の趣味ど直球なものの2択になる。読者ご自身の好みと照らし合わせて読んでくれると嬉しい。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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