【ボードゲーム】歴1年半の僕が選ぶベスト30!(10位~1位)【ボードゲーム面白さランキング】

ダンゲロスボードゲーム 初心者

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【ボードゲーム】歴1年半の僕が選ぶベスト30!(30位~21位)【ボードゲーム面白さランキング】
超個人的なベスト30ボードゲームを紹介する記事。

前回の分はここに!

【ボードゲーム】歴1年半の僕が選ぶベスト30!(20位~11位)【ボードゲーム面白さランキング】
超好きなボードゲームをランキング形式で紹介する記事。当記事では30位から21位を紹介する。経験、主観を基にあっさりしたレビューを心掛けた。初心者の方の参考になればとても嬉しい。熟練者は自分のランキングと比較しながら読んでくれると面白いかもしれない。

「僕個人の感じた面白さ」だけを基準にボードゲームにランキングをつけていくこの企画、ついに最終回を迎えた。

トップ10を順に挙げていく。

10位~1位 一覧

  1. ブルゴーニュ
  2. クー
  3. カタン
  4. エルドラド
  5. プエルトリコ
  6. テラフォーミングマーズ
  7. スマッシュアップ
  8. ラチッタ
  9. テラミスティカ
  10. ダンゲロスボードゲーム

10位 ブルゴーニュ

ブルゴーニュ20周年記念版の箱裏画像。プレイ風景のわくわくがここに
きらびやかなメインボード。精巧さのあまりプレイ中の目疲れが激しいのが難点

ダイスを使って個人ボードを充実させていくタイル配置ゲーム。

得点がザクザク入ってくるのが楽しい。スルージエイジズの項でも触れたが、『言語化できない上達』を感じることができる。プレイするたびに経験知のようなものが徐々に溜まるイメージ。

箱庭ゲーや、早取りのインタラクションが僕はあまり好きなほうではない(決して嫌いではない)。が、このゲームはインタラクションが『早取り』に集約されているにも関わらずなぜか楽しめる。

本来好きではない特徴を備えているのに、なぜか好き。名作ってこういうことなのかもしれない。

豪華版はアートワークが凝っているためものすごく視認性が悪い。実際にプレイして目の疲れが半端なかったので間違いない。購入を検討する際には気を付けよう。

9位 クー 

トップ10唯一の軽ゲー(10分以内に終わる)。ブラフゲーは運ゲーだと思っているので(暴論)あまり好きではないことが多いのだが、このゲームは別だ。軽いプレイ感、嘘をつくのに心構えが要らない感じ。一度も嘘をつかないプレイヤーがなんだかんだで勝てたりと盛り上がる展開になることが多い。

全くのブラフでなく、理詰めで解ける選択肢があったり、何度も遊ぶ中で性格を見越したプレイングができたり、リプレイの中にもストーリーがあって大変好ましい。

良くできたゲームだなぁ、何度プレイしても思う。たった15枚のこのカードゲームをおそらく僕は200回以上遊んでいる

クー ボードゲームの箱とカードの一部画像。シンプルなルールで奥深い駆け引き
絵柄も味があってよろしい

8位 カタン

今更紹介するのもなんだか気が引けるほどの超名作、クラウス・トイバー作の『カタンの開拓者たち』は8位にランクイン。

運と戦略のバランス、可変式ボードによるリプレイ性、会話発生機会の多さ、どれをとってもハイレベルだ。6時間くらいなら連続で遊べる(遊んだ)。後半の産出量が多くなってきたくらいがとても楽しい。どんどん自分の領土が強化されていく、拡大再生産系ゲームの醍醐味だ。

初心者が経験者に勝ちにくいゲームなので初プレイの人は開拓地3つスタートとかでハンデをつけることも多い。

名作ボードゲーム「カタンの開拓者たち」箱絵の画像
カタン島の美しい夕焼けを仰ぐステキイラスト

7位 エルドラド

クニツィア博士3作目、黄金郷を目指すデッキ構築+レースゲーム『エルドラド』は7位。

このゲーム、デッキ構築ゲーとしてドミニオンより優秀な点がいくつかある。

  • 『ゴールを目指す』のが目的
  • レース中のインタラクション

がわかりやすいところだ。ドミニオンではカードコンボが楽しくて勝利点行動に移ることをあまり重要視しないプレイヤーがいる。楽しい・気持ち良いプレイングと勝つための動きがイコールでない。むしろ、淡々と金貨カードを集めているような動きが強力だったりする。

僕はこの部分に少し不満を覚えていた。『よりブン回した人が勝つ!』そんなシンプルさをどこかで求めていた。『エルドラド』ではまさにその理想を叶えたプレイングを実現できる。手札を回して一気に5歩、6歩と進めるときが最高に楽しいゴールに近づいているか否かで視覚的に優劣がわかりやすいのも魅力だと捉えている。ドミニオンでは最後の答え合わせまで勝者がわからないことが多いからだ。(それが魅力でもあるのだが)

カード市場がすぐ枯れるところも良い。強力なカードしか市場に並ばないので下手をつかむプレイヤーが減る。ドミニオンでは、不慣れなプレイヤーが、『とりあえず何かしらのカードを買う動き』をしてしまうことがある(例:購入権余ったから家/銅貨を買う)

モジュラーボードによりリプレイ性もものすごくある。なんというか『欠点の見つからない優等生』なゲームとして僕の中で位置づけられている。初心者に出すことも多い。

ボードゲーム『エルドラド』の箱絵画像。ジャングル探検隊と古代遺跡のシンボルが描かれたイラスト
不気味さの中にも荘厳さを秘めたシンボル、ジャングル探検隊の面々のイラスト。箱絵にストーリーが感じられて良い

6位 プエルトリコ

かつて世界で1番面白かったゲーム、『プエルトリコ』が6位だ。

ヴァリアブルフェイズオーダーというかっこいい名前のメカニズムが組み込まれている。「一人が選んだアクションをみんなで実行しましょうね、ただし順番によってはお預けだよ」みたいなゲーム。このルールにはしびれた。お互いに攻撃しあうようなゲームでは決してない、のにここまで直接的なインタラクションを実現できるのか!

運要素も微小でインタラクション豊富、プレイヤーの非対称性も無い。古き良きユーロの風を感じる。

上達の楽しさについてこのランキングでも何度か語っているが、一方で個人的にプエルトリコは全く上達が見えない(建物の強弱くらいは一応理解しているつもり)。インタラクションが強いからか、僕の周りの人が強いからか、好きなゲームなだけにやや複雑だ。

5位 テラフォーミング・マーズ

テラフォーミングマーズを髪紐で留めた画像。安定感と引き換えにカッコよさを失った。
髪紐で留めている。友人には世界一ダサいテラフォーミングマーズと言われた。

2010年代を代表する一作、火星開拓ゲーム『テラフォーミングマーズ』は5位にランクインした。

カードゲーム+盤面があるタイプのゲームはかなり好き(20位のタイランツジアンダーダークも同タイプだ)なのでこのゲームにハマるのは当然の帰結であった。初プレイで全拡張入りをいきなり遊んだのもいい思い出だ。

まだ4回しかプレイしていないものの、プレイのたびに視野が広がる感じが上達をリアルに感じられて心地よい。最初は自分のカードしか見えていなかったのに、徐々に盤面の情報、相手の個人ボード、更に自分の引いたカードから逆算した相手の所持カードなどどんどん思考は深まる。この情報処理の感覚がとても楽しい。癖になる。

このゲームは開封した時からわくわくが止まらない。企業カード・プロジェクトカードを眺めているだけで1時間経っていてビビった。初めて見るカードを手に取り、使用感を想像して楽しめる。実際にプレイする時とで2度おいしい。

メインボードが賑やかになるのも好きだ、フレイバーテキストも凝っていて作り手のこだわりを感じられて良い。

カード効果の把握に時間がかかるため初回は間延びすることもあるだろう。重ゲーの中では慣れれば比較的サクサク進む方のはずなので、慣れるまで付き合ってくれる友人と遊ぼう。。

4位 スマッシュアップ

弊ブログで最も記事数が多いゲーム、スマッシュアップがここにランクイン!

このゲームについてはこの記事を読んでいただけたら魅力が伝わると思う

 スマッシュアップ 【バトルロイヤル×カードゲーム】
トレーディングカードゲームライクなボードゲーム、スマッシュアップの紹介記事。4人でプレイする簡易版遊戯王のようなゲームで、コンボの楽しさや熾烈な陣取り争いなどが手軽に楽しめる良作。本場アメリカではエキスパンションセットも多数出版されている。

4人で遊べるトレーディングカードゲームのようなボードゲーム。中学の友人とわいわいプレイするのが楽しい。カードコンボで一気に逆転できたり、一部協力する要素があったり少年の心をつかんで離さない独特の魅力がある(23歳 男性)

3位 ラチッタ

2000年に出版された名作陣取りゲームラチッタは3位とした。当ブログで1記事あたりの文字数が最も多いのはラチッタの記事である。

このゲームについてもこの記事を読んでいただけたら魅力が伝わると思う

ラ・チッタ(La Citta)【古き良き傑作】
ボードゲームラチッタの色あせない魅力を紹介する記事。ざっくりいうとカタンのようなゲーム。イタリア領主となって都市を大きくし、人口を増やそう。陣取り、都市、中世イタリア好きにはたまらない作品

※長すぎて読めない人向けに

広大なマップで領地を広げ、より多くの市民を集めることを目指すゲームだ。都市の魅力度を上げる要素が特徴で、魅力によって市民が流入してきたり出て行ったりする。カタン+シミュレーションゲームのようなプレイ感がかなりぐっと来た。筆者はラチッタライクのゲームを探しているのでご存じの方はご一報ください。

アートワークがツボ、市民コマの精巧さがツボ、とゲームルール以外でも筆者のツボを正確に突いてくる。作者さんは整体師なんだと思う。

2位 テラミスティカ

テラフォーミングマーズと同じく2010年代を代表する作品なのではないだろうか。ファンタジー陣取り+拡大再生産ゲームのテラミスティカは2位!

初めてプレイした時に衝撃を受けた。数日間は寝ても覚めてもテラミスティカのことを考えていた。各種族に得意戦略があったり妨害や一部協力が熾烈だったり、『ゲーマーの好きなものが全て組み込まれている』ゲームだと感じている。

好きすぎてファン拡張も殆どダウンロードした。運要素が無いため一度遊ぶと疲労感はかなりある。資源もカツカツ、運なし、インタラクション強い、人を選ぶつくりになっている。

テラミスティカの箱を横から移した画像。大きさ比較の調味料と共に
基本版の箱に拡張も入れるとこのふくらみになる。
大きいというより厚い。

1位 ダンゲロスボードゲーム

日本が産んだ最高傑作、そして僕の中での暫定1位は『ダンゲロス・ボードゲーム』だ。

このゲームについての言語化はかなり難しい。『初対面でできるゲームでは決してない』し『仲が良くても人を選ぶ』からだ。要はめちゃくちゃバカ騒ぎしながらワイワイプレイできるメンバーとしか遊べない。

ダイスゲーム、カードゲーム、マルチゲームで、運要素はかなり強い。

が、『許せる運要素』なのだ。運要素をマネジメントする手段は豊富にあるし、完全マルチなので弱いプレイヤーはそもそも狙われにくい。(交渉ゲーとも呼ばれる所以である)

大きな特徴として『使用カードを自作できる』点が挙げられる。(公式サイトでカードデータが配布されている)僕は20枚くらい自作した。創作欲まで満たしてくれるような不思議な魅力をこのゲームは備えている。

終わりに 集計と傾向

  • 陣取りが6つ(テラフォ、ラチッタ、カタン、スモワ、ブルーラグーン、タイランツ)
  • ウォルーシュ氏作品が2つ
  • クニツィア博士作品が3つ
  • デッキ構築が4つ(ドミ、タイランツ、エルドラド、深い谷~)
  • カードコンボ系が7つ(上の4つ+スマッシュアップ、テラフォ、ダンゲロス)
  • 上位にはパーティゲーム系統無し
  • ワーカープレイスメントゲーム少ない(ダンゲロス、ケイラスM、深い谷

惜しくもランク外

ペーパーテイルズ、バラージ、モダンアート、フェレータ等

長い長いランキングにお付き合いいただきありがとうございました!!

陣取り、カードゲームが非常に多いことがわかる。

  • 大きなボード、地政学的攻防
  • カードテキスト

に萌える人間なのでこのランキング結果は実情をうまく反映させられたと思っている。

もし同様のタイプの方がいたら上記ランキングも大いにゲーム選びの参考になるかもしれない。このランキングが素敵なゲームとの出会いになったとしたらとてもうれしい。1位から30位までどれも非常に素晴らしいゲームだ。ぜひ手に取ってみてください。

読者の皆様も『ゲームの好み自己分析』としてランキング制作してみてはいかがだろうか。作ってくれたら見に行きます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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